The Goal

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The Goalは2つの話題を持った1冊です。

 

1つ目

作者のゴールドラット博士は、生産管理のソフトウェアを拡販する目的で、この本を書いたそうです。

しかし、ソフトは売れなかった。

なぜ?

この本を読んだ人が、この本に書いてある内容を実践したら、生産性が改善されたと。

ソフトウェアを購入しなくてもね。

ということで、ゴールドラット博士は自身で立ち上げた会社を解雇されてしまいます。

 

2つ目

本の出版はアメリカでは1988年に発売されていますが、日本では2001年に発売が開始された。

アメリカでバカ売れした本が、日本で販売されるまでに13年も必要だった。

なぜ?

その頃の日本の製造業は強く、この本が日本で販売されると更に日本が強くなり、世界との差が広がってしまうと恐れたからだそうです。バブルが弾け、欧米も競争力を持ち直して来たため、日本での発売にGoが出たと。

 

この本は普通のビジネス書とは異なり、小説で書かれています。

小説なのでドラマ性があり読みやすく、次はどうなるのかと読み勧めたくなります。

500ページを超える本ですが、すぐにのめり込んで読んでしまうと思います。

 

前置きはこれくらいにして内容というと、生産量は何か1つの要因によって決定される。

競技で例えるとクラス対抗30人31脚みたいな感じですね。タイムは全員がゴールしたときとなります。

なので、制約となっている一番足の遅い子を速く走らせるかを考える。

効果はわからないですが、足の速い子の間にいれるとか。一番端で片足を自由にするとか。

改善するとすると全体のタイムも上がる。

この考え方をするTOC(Theory Of Constraints)制約の理論が述べられています。

生産性の改善は他にもJIT(Just in Time)やシックスシグマといろいろな手法がありますが、私が一番興味が惹かれるのはTOCですかね。

  

仕事以外の趣味や生活の改善にこの考えを活かすことができると思いますので、是非、読んでみてはどうでしょうか。

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